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学生向け研究・開発コンテスト『NAVITIME API チャレンジ』を実施

2019年12月16日


株式会社ナビタイムジャパン



「NAVITIME API」を活用した学生向け研究・開発コンテスト

『NAVITIME API チャレンジ』を実施

~最終審査は高校生から大学院生まで9組がプレゼン、最優秀賞は待ち合わせ場所提案アプリ「NAVITIME meet」に!~


 

 株式会社ナビタイムジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:大西 啓介)は、2019年12月10日(火)に、ルート検索や地図表示などの機能をAPIとして提供するサービス「NAVITIME API」を活用した、学生向けの研究・開発コンテスト『NAVITIME APIチャレンジ』の最終審査会を実施しましたので、その結果をお知らせいたします。


『NAVITIME APIチャレンジ』サイト:https://api-sdk.navitime.co.jp/challenge2019/


 ナビタイムジャパンは、電車の乗換やバス、徒歩、自動車、自転車などさまざまな移動手段を組み合わせ(マルチモーダル)、出発地から目的地まで最適なナビゲーションを、総合ナビゲーションアプリ「NAVITIME」のトータルナビ®としてコンシューマ向けにサービス提供をしているほか、「NAVITIME API」として法人向けにも提供しています。

 近年のモビリティ革命やMaaS分野に注目が集まり、交通の在り方が大きく変わろうとしていることを背景に、業界全体の活性化を促進できればと思い、学生向けの開発コンテストを、今回初めて開催しました。


NAVITIMEAPIチャレンジ_集合写真.jpg


 コンテストは、「NAVITIME API」を活用して開発されたサービスや研究を広く募集するもので、182名からの応募があり、一次審査を通過した9作品がファイナリストとして選出されました。

 最終審査会では、ファイナリストによるプレゼンテーション審査、表彰を行いました。審査は、「社会への貢献度」「先進性」「インパクト」「完成度」の観点で総合的に評価が行われました。

 審査の結果、社会課題や時代のニーズを的確に捉え、ユーザーにとって利便性の高いサービスを提案した「NAVITIME meet」が最優秀賞を受賞しました。


以下、最優秀賞および受賞作品をご紹介します。


■最優秀賞(賞金100万円)

作品名:「NAVITIME meet」/大学名:慶應義塾大学

複数人の出発駅と待ち合わせの目的を考慮して、全員が集まるのに最適な待ち合わせ場所と、そこまでの乗り換え経路を提案するアプリ。飲み会のお店や買い出し場所を決めることや、企業の就職活動説明会の会場、不動産の検討などにも活用できる。

利用シーンとしてさまざまな展開が期待できることと、開発面で、検索条件に所要時間や乗換回数に加え、お店の豊富さや会議室の多さといった複雑な条件設定を行いながらも、数理最適化することで問題を解決し、工夫がなされている点が評価され受賞しました。


■優秀賞(賞金30万円)

作品名:「"NAVITIME×Uber Eats" Is All you need」/大学名:横浜国立大学

配達員が自身の空き時間を有効活用できるような配達シフトを自動で組んで提案してくれるサービス。外部カレンダーサービスと連携することで、現在地と次の予定を考慮した配達場所と巡回経路を提案します。配達件数と単価を考慮することで、アルバイト代の目安もわかります。配達員の人手不足という社会課題と、自身のアルバイト経験をきっかけに開発されました。


■特別賞(賞金10万円)

作品名:「NAVITIMEトラベル plus days」/大学名:慶應義塾大学

ナビタイムの「NAVITIME Travel」のルートプランニングを基として、複数日の旅程を同時に計画することを可能にすることで、複数日滞在する旅行者の利便性を向上させるサービス。旅行者の目的に合わせて観光スポットの魅力度に重み付けすることで旅行プランの出し分けが可能。簡単にユーザーの好みに合うプランを作成できるため外国人旅行者の利便性にも貢献できる。


NAVITIME APIチャレンジ.png

ファイナリスト6組の作品をご紹介します。

作品名:「旅館およびホテルの周辺探索支援のための観光マップ表示システム」/大学名:静岡大学
旅館の女将さんや従業員の方から宿泊者へ、宿周辺のおすすめの観光スポットを紹介・説明する際に活用できるシステム。iPadなどで本システムを表示しながら、散策ルートや観光スポットなどを説明しつつ、提案し、ルートが決まったら、その場で印刷をして宿泊客に渡すことができる。天候情報を考慮した観光モデルコースを作成することができる。

作品名:「Shaney(シャーニー)」/高等学校名:灘高等学校
「旅行」をシェアするサービス。過去に行った、これから行こうと思っている場所やルートを地図と結びつけ、それをほかの利用者と共有することができる。自治体や、地域に住むひとが情報登録することもできる。まだ知られていない地域の魅力を見つけることができる。個人旅行の計画がよりスムーズに、便利になります。

作品名:「公共交通機関と自転車を併用したルートの作成」/大学名:東京農工大学
経路検索サービスで、自宅から少し離れた駅まで自転車で移動し、そこから公共交通機関を利用するようなルートを提供する。自転車と公共交通機関を併用したルートを出力するアルゴリズムを作成し、アルゴリズムが出力したルートについて、移動時間、費用の面から最適なルートを算出する研究開発。例えば、最寄り駅まで歩くよりも、自転車で隣駅まで行ってから電車に乗る方が10分以上早く目的地に到着できる、といったルートを提案する。

作品名:「口コミ情報とソーシャルロジスティクスに着目した複合領域最適化」/大学名:芝浦工業大学
観光地を訪れる観光客が観光地の回るルートを決める際に、値段や移動時間、運賃といった数値で表せる定量的なデータだけで決定するのではなく、観光客の口コミといった定性的なデータも考慮してルートを決定できる研究です。所要時間、費用なども考慮し、客層によって異なる観光地の需要を満たした最適な観光ルートを提案する。個人旅行者や、旅行会社の旅程作成に役立つ。

作品名:「乗り捨て型MaaSにおける車両再配置のコスト削減」/大学名:芝浦工業大学
乗り捨て型のMaaS、カーシェアリングやレンタサイクルにおける、車両の最適な再配置を、シミュレーションにより検討できるシステム。特定のステーションに車両が偏在する課題に着目し、解決策としてシステムを開発。貪欲法というアルゴリズムを活用して、評価値の高い順に車両拠点を割り当てる。より効率的な再配置を行い、再配置におけるコストを削減することで、MaaSシステムや共有型車両の普及およびMaaS領域の活性に貢献する。

作品名:「トランスパス」/大学名:東洋大学
東京オリンピック・パラリンピックを観戦しに行く人に対し、実際に必要な情報に絞って提供するガイドアプリ。東京都内の公共交通機関網をスムーズに利用でき、大会会場までの最適なルートを提示することで、ストレスフリーに到着できるようサポートします。海外から訪れる観戦客に高い満足度を持ってもらい、訪日観光客の増加に貢献する。


NAVITIMEAPIチャレンジ_会場全体.jpg

■『NAVITIME APIチャレンジ』について

ルート検索や地図表示などの機能をAPIとして提供するナビタイムジャパンのサービス「NAVITIME API」を活用した、学生向けの研究・開発コンテスト。

応募内容:「NAVITIME API」を使用して開発されたサービスや研究を広く募集

応募資格:2019年4月現在、高校、大学、大学院、専門学校に在籍している学生の方

審査プロセス:2019年5月8日~6月30日 応募受付期間、10月頃 一次審査(書類選考)の発表

2019年12月10日(火)最終審査会、各賞発表、表彰式


■審査員(主催、協賛各企業の担当者)

株式会社ナビタイムジャパン/取締役副社長 兼 最高技術責任者/菊池 新(審査員長)

NTTタウンページ株式会社/データベース開発部 事業推進部門部門長/江田 勝憲氏

株式会社JTBパブリッシング/法人情報事業部 担当マネージャー/佐々木 健介氏

株式会社ゼンリン/執行役員 総合企画室長/松山 稔氏


■主催/協賛企業

【主催】株式会社ナビタイムジャパン

【協賛】NTTタウンページ株式会社、株式会社JTBパブリッシング、株式会社ゼンリン


■『NAVITIME API』について

法人向けにルート検索や地図表示などの機能をAPIとして提供するサービスです。お客様の業務システムやWebサイト、スマートフォン向けアプリなどに簡単に組み込むことが可能です。

https://api-sdk.navitime.co.jp/


※「NAVITIME」は、株式会社ナビタイムジャパンの登録商標です。

※その他、記載されている会社名や商品名等は、各社の商標または登録商標です。