ナビタイムジャパン・水戸市・茨城大学が地域活性化事業で連携
2018年10月24日
株式会社ナビタイムジャパン
茨城大学
ナビタイムジャパン・水戸市・茨城大学が地域活性化事業で連携
ビッグデータを活用した観光振興と人材育成 産学官連携の地方創生のモデルに
10月29日(月)午後2時から水戸市三の丸市民センターでキックオフ
株式会社ナビタイムジャパン(東京都港区)、水戸市、茨城大学(工学部および大学院理工学研究科)は、このたび「地域活性化を志向した共同人材育成インターンシップ学生派遣に関する覚書」を締結しました。今後、ナビタイムジャパンが有する観光ビッグデータを活用した水戸市の観光振興の取り組みを、茨城大学の学生・大学院生がインターンシップを通じてサポートすることで、企業・自治体・大学の三者の連携による地方創生とそのための高度な人材育成に共同で取り組んでいきます。
ナビタイムジャパンは、公共交通や車のナビゲーションやトラベルサービスなどを、日本人向けおよびインバウンド旅行者向けに提供しており、近年は、それらの利用ログ情報を活用した観光データ分析技術やサービス開発実績、知見を活かし、地方誘客に向けた取り組みを、自治体・企業向けにも行っています。
また、水戸市においては、海外からのインバウンドの増加など観光振興を強化する傍ら、各種統計データ等のエビデンス(信頼できる根拠)に基づいた政策立案や、行政機関として有するデータの積極的な加工・公開(オープンデータ)の取り組みを進めています。
さらに茨城大学では、必修科目を原則的に開講せず学内外での自律的な学修を促す学期(iOPクォーター)の導入や、大学院理工学研究科のオフキャンパスプログラムの新設などにより、学生の地域活動やインターンシップの機会を積極的に拡充しています。同時に、学部の枠をこえた全学的なデータサイエンス教育の強化も進めているところです。
今回の連携事業は、ナビタイムジャパンが有する観光客等の膨大な経路データと、水戸市が有する観光情報とを組み合わせることで、効果的・効率的な観光振興の戦略づくりやプロモーションを実現し、観光客の増加や地域の振興に役立てるというものです。データ収集・分析・加工といった作業については、茨城大学の大学生・大学院生が、ナビタイムジャパン、水戸市それぞれでのインターンシップを通じて行います。茨城大学の学生にとっては、データサイエンスを実践的に学ぶ機会になるとともに、地域活性化志向も身につくことが期待されます。
産官学の連携の強化によるイノベーション創出や、地域の大学を核とした地方創生への期待・要請が高まる中、今回の連携事業は、データサイエンス・地域創生・人材育成を有機的につなぎ、他の地域に対してもひとつのモデルを示すものになることが期待されます。
なお、10月29日(月)には、水戸市三の丸市民センターにおいて、それぞれの代表者とインターンシップに参加する学生・大学院生が集まり、本事業のキックオフミーティングを行います。
■ナビタイムジャパン・水戸市・茨城大学 連携事業キックオフミーティングについて
●日時:2018年10月29日(月)14:00~15:00(予定)
●場所:水戸市三の丸市民センター 会議室2(水戸市三の丸1-6-60)
●プログラム:
① 事業概要(茨城大学)
② 人材育成インターンシップ計画説明
1)水戸市市長公室情報政策課
2)ナビタイムジャパン
③ インターンシップ学生による発表
④ 質疑応答
■ナビタイムジャパンのインバウンド観光ビッグデータの活用について