日立市MaaS実証実験の相乗りタクシーサービスにて、「相乗り考慮巡回検索API」を活用した配車が可能に
2020年2月25日
株式会社みちのりホールディングス
株式会社ナビタイムジャパン
日立市MaaS実証実験の相乗りタクシーサービスにて、
「相乗り考慮巡回検索API」を活用した配車が可能に
~乗客毎の乗車時間を考慮した、柔軟性の高いタクシー配車を実現~
株式会社みちのりホールディングス(代表取締役グループ CEO:松本 順、本社:東京都千代田区)と、株式会社ナビタイムジャパン(代表取締役社長:大西 啓介、本社:東京都港区)は、2020年2月25日(火)より、日立市新モビリティ協議会が運営するMaaS実証実験で運行中の相乗りタクシーサービスにて、新たに「相乗り考慮巡回検索API」を活用した配車を実施いたします。
「相乗り考慮巡回検索API」とは、デマンド型交通の利用を快適化するため、乗客の乗車時間を考慮した最適な経路をAPIとして提供するサービスです。本実証実験では、茨城交通のバス停「大沼BRT」を利用される住民の方などを対象にラストワンマイル型の相乗りタクシーサービスを提供しており、本サービスにおいて「相乗り考慮巡回検索API」を活用いたします。『Hitachi City MaaS Project』アプリにて、相乗りタクシーのご予約が可能です※1。
これまでの相乗りタクシーサービスでは、複数の乗客を乗せる場合、道なりに最短距離の順で巡回するので、例えば乗客によって、目的地周辺を通り過ぎてから他の乗客を乗せて目的地へ向かうため、1人目は20分、3人目は5分と乗客毎に乗車時間の差がありました。
今回の対応により、道なりの距離だけでなく乗客毎の乗車時間を考慮し、乗客を一度目的地で降車させて次の乗客のもとへ向かうなど、より柔軟性の高い相乗りタクシーの配車が可能になります。
また、「相乗り考慮巡回検索API」の開発においては、ナビタイムジャパンの巡回経路探索技術を強化し、乗客数や乗降地点、各地点間の距離等を考慮して、タクシーの全体経路と乗客毎の乗車時間の組み合わせの最適化を実現しました。
本実証実験は2020年2月28日(金)までですが、今後は、利用者の状況を分析し、より快適なモビリティサービスを提供できるようにサービスの改善・向上を検討してまいります。
みちのりホールディングスは、今後もユーザーの利便性向上を通じ、より多くの方にご利用いただけるモビリティサービスを提供してまいります。
ナビタイムジャパンでは、今後も多様化する次世代モビリティの普及や、MaaS領域の課題解決に向けて、更なる研究開発を進め、より快適に移動をしていただける社会の実現に貢献してまいります。
※1 実証実験終了日の2020年2月28日(金)までご予約可能です。
■日立市におけるMaaS実証実験について
・プレスリリース:日立市においてMaaS実証を開始(2020年1月28日)
http://corporate.navitime.co.jp/topics/pr/202001/28_5209.html
■『Hitachi City MaaS Project』アプリについて
茨城県内全ての既存交通手段を組み合わせた経路を案内するアプリです。
「通勤型デマンドサービス」と「ラストワンマイル型デマンドサービス」の予約や、日立市内バス一日乗車券の購入などが可能です。
・提供期間:2020年1月28日(火)~2020年2月28日(金)
・価格:無料
・対応OS:Android OS/iOS
・紹介ページ:https://hitachi-city-maas-project.navitime.jp/app/index.html
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