IPトランシーバーによる動態管理サービスを提供開始
2017年8月23日
アイコム株式会社
株式会社ナビタイムジャパン
IPトランシーバーによる動態管理サービスを提供開始
~IPトランシーバーにて取得したGPS情報等から、リアルタイムの位置情報やステータスなどをWeb上で確認可能に~
株式会社ナビタイムジャパン(代表取締役社長:大西啓介、本社:東京都港区)と、アイコム株式会社(代表取締役社長:播磨正隆、本社:大阪府大阪市)は共同で、2017年10月2日(月)より、アイコムのIPトランシーバーにて、動態管理サービスを提供開始いたします。
本サービスでは、IPトランシーバーにて取得したGPS情報や無線機の状態(電源ON/OFFや電波強度等)などを、IP無線の通信網を利用してクラウドに集約することで、リアルタイムの位置情報や作業者のステータス、移動履歴を、PCやスマートフォンのWebサイト上で確認できます。
管理者は、IPトランシーバー利用者の位置やステータス等を1つの画面上で把握できます。また、利用者同士でお互いの位置やステータスをスマートフォン上などでも把握できるため、作業のヘルプに行く、手の空いている人にヘルプをお願いする、などが可能になります。
さらに、動態管理だけでなく、例えば、路線バスにIPトランシーバーを搭載し、バス利用者にバスの現在地を知らせるなどの新たなサービス提供も可能になります。
提供開始に先立ち、2017年8月29日・30日に開催される「ロジスティクスソリューションフェア2017」(会場:東京ビッグサイト)のナビタイムジャパンブース(ブース番号:052)にて本サービスを初めて展示いたします。実際にどのようにサービスが動くのかを、実機とPC・スマートフォンでご覧になれます。
今後は、IPトランシーバー利用者のいる場所までのナビゲーションなど移動に関するサポート機能や、IPトランシーバーならではの各種車載ハードウェア機器との有線接続による連携機能などのサービス拡張を検討しています。業務用機器においても、IoT製品の普及・拡大が進む中、ハードウェアとWebサービスの融合が求められています。アイコムのIPトランシーバーに、移動に関する様々な技術やサービスを展開するナビタイムジャパンのクラウドサービスを組み込むことで、これまでにないIP無線クラウドサービスを提供してまいります。
【サービスイメージ】
1.IPトランシーバーによる動態管理サービス 詳細
IPトランシーバーは、携帯電話の通信網を使って、デジタルデータや音声通信を行うサービスです。スマートフォンに比べて電池消費量が少なく、アプリの起動などをせずにボタンワンタッチで関係者全員に同時に通話できるため、運輸業や工事/建設現場、警備業など様々な分野で利用されています。
本動態管理サービスでは、主に、配送/宅配などの運輸業や、バス/タクシーなどの旅客輸送業での利用を想定し、GPSを搭載したアイコムのIPトランシーバーを通じて、リアルタイムの車両位置や移動履歴、ドライバーのステータス情報等をクラウド上に集約し、ナビタイムジャパンの提供するWebサイト上でリアルタイムに閲覧・管理が可能になります。
2.対応機種
IPトランシーバーシステム「IP ADVANCED RADIO SYSTEM」のIP500H、IP500M、IP501H
3.導入方法
アイコムのIPトランシーバー導入時にお申し込みが可能です。
現在ご利用中のお客様も、アイコムにサービス加入のお申し込みをいただければご利用可能です。
4.サービス利用例
送迎バス利用者が送迎バスのリアルタイムな位置情報をバス会社のWEBページで確認する、など。
例えば、通園バスの停車位置までの送迎時に、保護者がリアルタイムなバスの位置情報を確認できることで、子供を待たせたり、バスの出発に遅れないように送迎できます。
5.お客様お問い合わせ先
アイコム株式会社 国内営業部 TEL:03-5847-0728 E-Mail: unitbase@icom.co.jp
6.「ロジスティクスソリューションフェア2017」ナビタイムジャパンブース位置
東京ビッグサイト 西3・4ホール
その他、記載されている会社名や商品名等は、各社の商標又は登録商標です。