ナビタイムジャパン、 バリアフリーナビゲーションの実現に向けた歩行者支援アプリ『やさしいちず』を提供開始
2018年11月30日
株式会社ナビタイムジャパン
ナビタイムジャパン、
バリアフリーナビゲーションの実現に向けた、歩行者支援アプリ『やさしいちず』を提供開始
~利用者が移動中の気づきをスマホで投稿し、共有できるアプリ~
株式会社ナビタイムジャパン(代表取締役社長:大西啓介、本社:東京都港区)は、2018年11月30日(金)より、歩行者支援アプリ『やさしいちず』を提供開始いたします。
『やさしいちず』は、視覚障がい者、車いす使用者、ベビーカー使用者、高齢者などの外出に不安を感じる交通制約者の方々およびその家族、介助者の方々が、移動する際に役立つ情報を投稿して、共有することのできるアプリです。アプリの利用者に、実際に移動する際に必要となる情報や気づいた事柄、たとえば危険と感じる段差や傾斜、視覚障がい者誘導用ブロックや音響信号の有無などを投稿していただきます。
これらをもとに「道」に特化した情報をアプリ上に共有して移動の支援としてご活用いただくとともに、投稿情報を収集して、だれもが「自由」で「快適」に移動できるバリアフリー地図やナビゲーションの実現に役立てることを目的としています。
本取り組みは、利用者の特徴に応じて最適かつ安全な案内を目指す「パーソナルナビゲーション」開発の一環で、同年同月13日(火)付のプレスリリース※でも、地域・期間限定のモニター募集を開始し、利用者の課題検証を行っています。
本アプリの主な特徴および機能は以下の通りです。
・だれもが簡単に操作、投稿のできるUIを追求
Android OSのトークバック機能とiOSのボイスオーバー機能を活用し、特に視覚障がい者を対象に、アプリ内の情報を音声で読み上げる機能に対応しています。
・投稿機能
「段差」「道幅」「傾斜」「勾配」「視覚障がい者誘導用ブロック」「横断歩道」などに関する情報と、利用者の身体特性について、投稿いただきます。
スマートフォンをシェイクする操作で投稿したい場所を保存して帰宅後に投稿できるようにするなど、操作性を追求しました。
・投稿情報の閲覧機能
他の利用者が投稿した情報を身体特性別に、地図上にアイコン表示します。
利用者同士が、自分と同じ特性の人が危ないと感じている道や、通りやすいと感じている道と、その理由を確認することができます。
■サービスイメージ
■今後の展開イメージ
本件では、STEP01としてアプリを使って道の情報収集を行い、今後は、投稿内容を分析してバリアフリー地図およびナビゲーションの開発を進めていきます。
■本取り組みについて
本件は、内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「自動走行システム」のうち、「次世代都市交通」に関する研究開発の成果の一部であり、管理法人である国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から受託した、株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭)と、株式会社日立製作所からの再委託先である株式会社ナビタイムジャパン(代表取締役社長:大西 啓介)の共同開発による取り組みです。
■バリアフリーナビゲーション開発に関するお問い合わせ先
ナビタイムジャパン インバウンド事業部 Email:inbound-business@navitime.co.jp