ナビタイムジャパン、道路交通分析システム「道路プロファイラー」を全面リニューアル
2022年10月3日
株式会社ナビタイムジャパン
道路交通分析システム「道路プロファイラー」を全面リニューアル
~業界初※1、道路交通分析システムで二断面を指定した経路、車種別比較分析が可能に~
株式会社ナビタイムジャパン(代表取締役社長:大西 啓介、本社:東京都港区)は2022年10月3日(月)より、道路交通分析システム「道路プロファイラー」をリニューアルいたします。
「道路プロファイラー」は、ナビタイムジャパンが提供するカーナビアプリ(『カーナビタイム』『ドライブサポーター』『トラックカーナビ』)において、同意を得たユーザーの自動車プローブデータを取得し、そのデータをもとに全国の道路を対象とし、自動車の平均速度、走行経路、所要時間を、Web上で集計・可視化することが可能な分析システムです。
2017年10月より提供を開始して以来、自治体や建設コンサルタント業界の方を中心にさまざまな業界でご活用いただき、利用者の皆さまから特定の二地点を通過する車両の経路や、車種別に対応した比較分析に関するご要望をいただいていました。
今回のリニューアルでは、道路交通分析システムにおいて初めてとなる分析対象とする道路断面を1面から2面に拡大し、あらたに、車種別分析機能も追加いたします。これにより、より詳細な分析データをご確認いただけるようになります。詳しくはリニューアル対応内容でご確認ください。
またUIも一新し、初めてのご利用の方でも直観的にご利用いただけるようになりました。
今後も、より便利にご利用いただけるよう機能拡充を行い、更なるサービスの向上に努めてまいります。
※1 2022年10月3日、ナビタイムジャパン調べ。
■リニューアル対応内容について
今回のリニューアルでは、主に以下2つの対応を実施しています。
1) 断面交通流分析、二断面指定に対応※業界初
断面交通流分析では、特定の道路断面を通過する自動車の走行経路を集計・可視化することが可能です。これまでは、分析対象とする道路断面を1ヵ所指定可能でしたが、今回のリニューアルで道路断面を2ヵ所指定することに対応いたしました。本対応により、特定区間の走行経路比較や通過交通に経路分析が可能となりました。
2) 車種別分析に対応
「道路プロファイラー」では自動車の速度や走行経路、所要時間分析が可能ですが、これまでは車種区分を設定しない「全車種」での分析のみ可能でした。今回のリニューアルでは、すべての分析について車種を「乗用車」「貨物車」の2区分別に切り分けて分析することに対応いたしました。本対応により、車種による交通影響の違いなどを比較検証することが可能となりました。
■「道路プロファイラー」を活用した分析事例
御殿場JCT~三ケ日JCT区間における各道路の利用割合を車種別で比較
断面交通流分析(二断面指定)と車種別分析を用いて、東名高速道路と新東名高速道路が並行している御殿場JCT~三ケ日JCT区間における各道路の利用割合を一般車両と貨物車両で比較しました。
一般車両は東名高速道路と新東名高速道路の利用が同程度であるのに対し、貨物車両は約7割が東名高速道を利用している結果となりました。
新東名高速道路と東名高速道路では、新東名高速道路の方が距離が短く、御殿場JCT付近から浜松いなさJCT付近では大型貨物車等を除く車両の最高速度規制120km/hに設定されており、一般車両で走行する場合所要時間が数分短くなります。※2
これらのことから一般車両では新東名高速道路を選択しやすくなったと推測されます。
※2 参考リンク https://corporate.navitime.co.jp/topics/pr/202102/08_5328.html
●自動車の走行実績データについて
ナビタイムジャパンが提供するカーナビアプリ『カーナビタイム』、『NAVITIMEドライブサポーター』、『トラックカーナビ』等において、同意を得たユーザーを対象に、GPSにより1~6秒間隔で取得された自動車ごとの走行実績データです。ユーザーを匿名化した上で、取得したプローブデータを交通量・交通流分析/所要時間・速度分析/走行挙動分析などに利用することが可能です。
・主な特長
-分析用途に応じて提供フォーマットの調整ができる
-走行実績を把握できる
-様々な車種のデータを取得できる
■交通データ事業について
交通データ事業では、訪日外国人観光や国内観光、公共交通や道路交通などについて、移動に関する各種ビッグデータを用いて分析しています。
▶紹介サイト
「NAVITIME」「カーナビタイム」「ドライブサポーター」は、株式会社ナビタイムジャパンの登録商標です。
その他、記載されている会社名や商品名等は、各社の商標又は登録商標です。